2013年8月29日木曜日

コンコンブル(白ごま入り)


コンコンブルは「きゅうり」の意。日本に伝わってからこのようにスリムになってしまったのかしら?婦人の友の会員だった義母から習ったのは30年以上前の事です。

ノアのパン教室では中級のメニューですが、均一に長く伸ばす事は大変な作業。両手で上から押さえつけるようにして、固めの生地を数回に分けて転がしながら、23㎝ほどに伸ばしていきます。

太さが均一でないと細いところは焦げ、太いところは火が通りません。
焼成後、ポキッと音を立てて割れ、中央は白く、周囲はキツネ色・・・これが理想のコンコンブルであります。

神戸震災の折には、このコンコンブルが活躍してくれました。翌日の新聞に「ノアのパン教室卒業生へ」と題し、コンコンブルをレッスンした方は店頭に持ち寄り神戸に送りましょう!と呼びかけました。

2000本集まりました。中には焼きの甘いものがあり、しっかり焼き直しました。又、予期せぬ事が起こっては・・・と思いシリカゲルを入れ、作成者の名前も袋に記して送りました。

1ヶ月過ぎた頃、体育館に避難しているという校長先生からお礼の葉書が届きました。「今、○○さんの作ってくれたものを頂いております・・・・」と。私は沢山の非難している人々を想像しつつ、すぐさま葉書をFAXし、賛同して下さった数十名の方々に送りました。



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