このクッキーパンが出来上がるまでに数年の歳月を要しました。硬い生地でお菓子のようなクッキーパンでしたらそれなりに可能ですが、ふんわりした食感で、この穴のあいた形にこだわりつつ、「試作が峠を越すとやめる」を繰り返していたのです。
中央の膨らみを押さえるにはどうしたらよいか?生地の美味しさを考えると薄力粉は使いたくない。
ヒントはやはりケーキの試作から得ました。チョコレートを使用せず、カカオマスと砂糖を別々に加えたところ、味も香りも数段の差が見られ、ノアのレシピ「カカオマスのケーキ」が誕生したのです。
こうなりますとパン作りは、精神の高尚な遊びとなりそうですが、当の本人は認知症寸前です。でも、見てくださいませ。クッキーパンの6個の穴の内側・・・・白でくり抜かれたかのようですね。こんなところに感激するのは私だけかしらね?
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