2014年3月29日土曜日

桜食パン

満開の桜!さくら、何と素敵な花でしょうね。枝ぶりといい、淡いピンクの花びらといい、咲き始めは少し謙虚で、隣同士が集まって大輪になるとしっかりわが身を誇示し、散り際もハラハラ・・・とこの上なく美しい姿を残してくれます。ばらやチューリップも決して嫌いではありませんが、濃いめの色合いは、日本人の心をそこはかとなく捉えられそうには・・・どうでしょうか?

本題に戻りましょう。今日もお遊びですが、バタートップの配合をよりシンプルにしまして、桜色や若草色を散らしてみました。パンダパンの製法で試みたのですが、それがなかなか難しい。少しでも丸くと思い、今回は棒状の2色を冷凍してみたのですが・・・・。

コールドスタートを長めにとり、中心まで火が通るよう配慮。やや目が粗いですがふわふわで美味しいのはやはり最強力粉使用の効果でしょうね。

2014年3月17日月曜日

金平(きんぴら)ご飯パン

ほうれん草パウダーの淡いグリーン生地に、温もりのあるご飯を混ぜ込みました。そこへやや濃いめの味付けをしたきんぴらを包み込んで、和風パンに仕立てたもの。

きんぴらは各家庭で作る甘辛いもので、少し多めに作り、パンで包み込めるよう短めに切ります。
きのこやピーマン、コンビーフなど加わると更に美味しくなりますがお好みで。又、片栗粉で水分を絡ませてよりおいしく味を整えてみて!

カットは迷いましたが、具が見えない程度に小さく+字でもブルーベリーカットでも・・・こうしますとフラットより割りやすくなりましょう。

焼きたてを食べたい気持ちを押さえ、半日は待ちます。ご飯パンは時間を置いてからの方が格段の美味しさが得られます!焼きたてとは別物に化けますよ。

金平は、江戸時代の怪力男の名前。栄養のバランスがとれ、もりもり力が湧き出る代名詞となり
この名が付きました。楽しいお話ですね!

2014年3月13日木曜日

胚芽フランス(2)

前回の胚芽フランスをもう少し作りやすいようにアレンジしてみました。

クープの入れ方がかなり難しいので、間にバターを挟み、その厚さを利用して切り込むと上手くいきました。又、外生地の厚みを増して反り返りのイメージを前面に出し、力強いフランスパンの印象をも。

外生地をしっかり焼いて食感をカリッと出す事。そのためにはフランスパン専用粉の方が理想的ですが、中の生地にはS・カメリアが程よく合います。所要時間2時間少しで焼き上げるために、手間を掛けずS・カメリアのみで作りました。

チーズもコロコロしたプロセスよりミックスチーズの方が溶けて丸くなり、クープがきれいに出易いことも判明。これに黒コショウを振るとたまらなく後を引きます。

数回の試作で学んだ事がいっぱいのパンでした!

2014年3月8日土曜日

紫芋パン

以前に、ノアのスタッフと沖縄旅行を楽しみました。紫色の洋菓子がお土産品を独占していたように思いましたが、今ではどうでしょうか?こちらでは、紫芋もなかなか入手出来ませんし、出来たとしても高値で・・・。

紫芋パウダーを少量使って今日はお遊びです。幼い子供がお絵かきしている気分で、独り遊びが出来るのも長年パン作りをしていた賜かもしれません。時々、遊びなのか試作なのか不明になりますが、まあどちらでもいいでしょう。作りながら新たな発見がありますと試作に変わるようでもあります。

スライスする時の緊張と高揚感は、今、流行りの言葉で申せば「最高!」です。焼きたてなのに、ついついナイフに手が伸びてしまう。脳が「まだ早い、まだ早い!」と叫んでいるのに、カット面が早く見たくて「手」が言うことを聞いてくれない・・・。


2014年3月3日月曜日

オリーブフォカッチャ(2)

月に1〜2度はオリーブフォカッチャを焼きます。こんな風に籠盛りし、大小三角にカットし、コーヒーに添えて供しますと友人たちは喜んでくれます。

別府にはアジア太平洋大学があります。学生たちが別府の温泉を守ろうとしてボランテァ活動(コーヒーショップ)をしていた頃、このフォカッチャを週末に出していました。とても好評でした!

今回は手ごねで・・・。5分ほどでこね上がります。バターを使わずオリーブオイルのみですから健康にも良いですね。生地にはローズマリー(ドライを細かくして)などハーブ類を邪魔にならない程度混ぜます。

スタッフド・オリーブの赤いピメントも可愛いですね!トッピングのクレイジーソルトは欠かせません。ワインもどんどん行けそうです。皮はパリパリ、中はしっとり、大人の味。


2014年3月1日土曜日

フルーツライ麦パン


ライ麦50、スーパー・カメリア45、ライサワー5の配合で試作しました。
外生地に30%使用。ひと手間掛けますと表面が凸凹せず滑らかになりますね!悪くない感じです。3つの形を試みました。素材が同じなのに趣がそれぞれで、作る側も楽しめました。

薄く伸ばした生地でフルーツ生地を覆いますが、この時はガス抜き麺棒がおすすめ。表面積が広いのでピタッとくっつきますから。前回の胚芽フランスで、皮が反り返った感じを出すにはこの麺棒は不向きです(くっついてしまいますから)。是非、使い分けて下さいね。

もう少し長めに形成したい時には布取りした方が良いかもしれません。クープは上がりにくい配合ですから・・・・丸箸が一番可愛いかな? 重い生地なので火の通りも助けてくれますし。

焼きたては、パンナイフもバリバリで怖がっているよう。
この外皮だけは焼きたてが美味しくてこたえられません!