2014年12月28日日曜日

紅麹 お祝いパン

7、5㎝のキューブ型で試作を重ねてみましたが、なかなか思い通りにまいりません。
焼成後スライスしますーーー美しい市松模様がと思いきや、離れ市松になったり、カーブ市松だったり・・・。

丸めて4個、色が重ならないよう2段に置きます。指先で押さえたくなりますが、極力やめましょう。不思議にもお互いの生地が自然と空間に歩み寄り、美しいマス目が出来上がるようです!

一番のポイントは分割。1回で済むよう細心の注意を。

継ぎ足したり、差し引いたりしながらの分割、それらを寄せ集めて小さく丸めと、部分的に密度が異なります。すなわち膨らみがまちまちになってしまう。

寄せ集めの生地を丸めると、更に生地が傷んで発酵速度がまだらになる。その結果、市松らしからぬ模様が現れてしまう・・・。

少々難解なパンですから、うまくいった時には拍手したい気持ちに。満面の笑みが漂うこと間違いありません!
パンと遊ぶという事はこうしたことでしょうね~。


2014年12月23日火曜日

パネトーネ

イタリアでクリスマスに焼かれているパン、「パネトーネ」は日本でもシュトーレンの次に人気の座を占めています。

テレビで朝食に食べられている様子が放映されていましたが、カロリーオーバーかな~。でもこの日だけなら良いことにしましょうか。

筒状の形は、ろうそくの象徴。イタリア展でバケツほどのパネトーネを見かけたことがありました。

画像の生地は柔らか過ぎるくらいのもの。丸めずに手を濡らし、指でちぎりながらケースに入れます。丸めてスポッとケースに収めると空気の出場所が無く、大きな空洞ができてしまいます!


しっとりとしていて比較的長期間保存可能。

バターが多いので固くなりがちです。頂くときには軽くローストしましょう。
焼きたてのふわふわにに戻ります。

2014年12月20日土曜日

紅麹パン

パンに使われる紅麹パウダーは、淡いピンクと言うよりも、「桜色」と表現した方がピタリッと収まりますね。使用量により淡くも濃くも可能ですが、日本人ならどなたでも大好きな色合いでしょう!

残念なことにこのパンの外皮、クラストでは香ばしい焼き色に吸収され殆ど存在感を失ってしまいます。抹茶もほうれん草パウダーも同様ですが。


焼成前の三つ編みパンは白と桜色のコントラストが美しかった!

残り生地で焼いたパウンド型の方は、軽くトーストして頂くと申し分ありません。

バターや卵(卵黄)を避けて「桜色」にこだわってみました。

春には抹茶パウダーとの組み合わせを楽しみたいと思います。

2014年12月13日土曜日

ピザパン(胚芽入り)

11月のノアの会にて講師の方が披露して下さいました。
胚芽入りが、ここまで香ばしい生地になるとは想像を超えたものす。

今日までのピザパンは、生地が隠れトッピングが8割を占めていましたが、やはりパンですから生地が美味しく香ばしいのは理想であります!

自宅の教室で焼かれたものです。斜めに切って頂きますと手も汚さず、ナイフもフォーク要りません。

画像は薄色に見えますが、190℃で長めにしっかり焼き、生地の感触がカリッとしていればOK。
白く見えますのはピザ用チーズ。パプリカ等があってもカラフルで楽しいかもしれませんね。

1単位8本とれますが、3個はバターをトッピングしてクッペを作りました。こちらもなかなかです。

ノアの会では30名ほどの講師の方が参加し、毎回オリジナルのパンやケーキを披露しあっています。そのたび毎のアンケートには、良かった点や、そうでなかった点、反省点などを・・・。少しでも美味しいレシピを願って・・・・。


2014年12月11日木曜日

ソフトフランス(クランベリー入り)

ソフトフランスはシンプルな配合で、名前の通り柔らかめのパン。
粉の味を最大に引き出して、赤ちゃんからお年寄りまで好かれるパンでもあります。

今回は面倒でも2種の生地(白、ピンク)を。ドライクランベリーを刻んでピンク生地に混ぜ込みました。作業は出来る限り生地を傷めませんように!

数十年前に読んだ本の中に「パンとは170℃以上のオーブンで焼いたもの・・・」とありまして、私は勝手に「低温で焼くと歯にくっつき・・・蒸しパン風の食感になるからだ」と判断していたのです。

ソフトフランスは白っぽく焼き上げたいので、上新粉を振り、途中からオーブンのソフト機能を駆使してしっかりと焼き、歯にまとわりつかぬよう気を使いました。

特にこの桜色はより美しくあってほしいので、上記の通りに焼成。右端のパンはブルーベリーカットに。

甘からずの食事パンです。こんなパンを手にする時には、心がふんわり温かく優しい気持ちになりますね~。




2014年12月6日土曜日

クレセントロール(2)

クレセントロールの分割、形成の方法を変えてみました。

結論から申し上げますと、以前の方法が簡単で生地の傷み方も少なく、時短もあって良かったように思います。

中心に棒状のカマンベールチーズを巻き込んでいますが、これも長過ぎない方が美しい形が損なわれない事を見極められました。

油脂は今回ショートニングのみの試作ですが、クラストの色や味、触感に不具合、スーパーキングを最大に生かすことが無理かなと感じた次第です。ひと手間かかりますが、バターとショートニングを半々使用がベスト、試作しての結果が見えてホッとする瞬間です。


1本が52gと小さ目です。
焼きたてのクレセントはパリパリで、口の中が傷つきそう・・・これはこれで美味しいのですが。

トッピングの粗塩(イタリア産)には、3年も前の消費期限が表示されていて驚かされてしまいました!

砂糖と塩は消費期限が無いと聞かされていましたので。
でも、それは昔風の塩化ナトリウム99%以上のものであったようです。

砂糖も調べてみましたら、パウダーシュガーやワッフルシュガーには表示が書かれてありました。こうした表示に一喜一憂したくない方ですが、お菓子の材料を販売する側としてはそうもいきませんです!




2014年12月1日月曜日

お祝いパン

お正月には出番の見えない「パン」・・・。手作りパンの作り手としては少々寂しいものです!

どうでしょうか? 紅白のこのようなお祝いのパンがあったら洋風のお料理にも添えられますし、ご来訪された方々にもお渡しできます! 2枚重ねて透明な袋に入れてみると、お年賀のご挨拶にも
親しい方なら喜ばれそう・・・・。

お鏡餅風にしようかと迷いましたが、焦げ色がこのパンには邪魔になります。
紅白にと赤を濃いめにしましたが、もう少し薄い方が上品な感じがしますね。
釜伸びもオーバーぎみで反省点がいっぱい。



7.5㎝キューブ型使用。
桜色は紅麹パウダーを使ってみました。
紫芋パウダーでも良いかな~?