2014年2月28日金曜日

胚芽フランス(チーズ入り)

フィギュァースケート、キム・ヨナさんのコスチュームは素敵でしたね!菜の花カラーと言いましょうか。若草色の濃淡に見惚れてしまいました。きらきらの装飾は全く不要でした。演技は勿論ですが、デザイナーに金メダルを差し上げたい気持ち!

色の濃淡がこれほど人の心を引き付ける・・・・パンの世界でもあって良いですね。ノアのパン教室で、バタートップ人気に負けず劣らずのがソフトフランスです。このパンにパン用胚芽の量を加減して渋い濃淡を試みました。

胚芽はビタミンEがたっぷり、食物からは、常時摂取しづらい栄養素です。中にはプロセスチーズが入っていますので、食事パンとして申し分ありません。

濃淡を逆にし、濃いめを中心に持っていきますと見た目が引き締まらない。チーズとの相性も、白生地の多い方が美味しい。色の組み合わせは無限に広がっていますから、これまた限りなく楽しめそうです。



クープの手加減が・・・・・次回はもう少し力を抜きましょう。反省です!







2014年2月23日日曜日

華(はな)パン

「華」という文字からは、華やかさのイメージが漂いますね。あんパンと比較しますとやはりイメージ通りです。先日の春色切りパンより少し手が込みますが、作る楽しみが存分に味わえますから春の一日を心豊かに過ごしてみましょう!

家庭で作るパンは、ドライイーストが何といっても幅を利かせていますが、是非VFイーストをお試し下さいませ(ノアで販売しております)。生イーストと同様ですが、一次発酵後冷凍が効きます。パン屋さんが使用しているものと伺いました。ふんわりソフトに仕上がります。

美しい桜色を生地に丸めて包み込んでしまうのはちょっと寂しいですよね。。写真はさくら餡の他、白あん、芋あん、芋あんにほうれん草Pを合わせたものの4種。ポイントは、餡が柔らか過ぎると扱い憎くなりますので要注意!


2014年2月21日金曜日

春色(はるいろ)切パン

さくら餡が入荷しましたので、春らしさを色で表現してみました。パン生地をソフトに焼き上げたくて・・・・6gのこの小さなパンは、配合にもイーストや焼成温度にも心遣いを要しました。

東京のディズニーリゾートに出かけた友人が申すには、ホテルの朝食はバイキングスタイルでそこに並んだパンが小さくて可愛い。たくさんの種類が食べられ楽しみも倍増との事でした。

このパンはもっともっと小型。でも、フイーリングは芋餡(ほうれん草パウダー入り)やさくら餡ですから、色違いを1個づつ頂きましょうか!甘いものはちょっと控えめに召し上がると、美味しさがいつまでも心に留まります。セーブの効かない私が申し上げるのも何ですが・・・・・。


2014年2月19日水曜日

雛パン

残り1週間ほどで3月を迎えますね。天気予報では雪だるま君があちこちに並んでいますが、春はすぐそこまでやって来ています。

3月3日のお節句に因んで、雛パンを作りましょう! 雄雛、雌雛をセットでプレゼント。戴く方も食べるのが惜しまれそう。

卵は少し日時が経ったものを(新鮮過ぎますと殻が剝きづらい)。顔に傷が入ってしまってはいけませんからね。顔の裏側には黄身、マヨネーズ、人参、ハムや、チーズ等などで作った固めのサラダ
が入ります。味はやや濃いめに。

顎の尖った方が雌雛。ちっと下膨れの方を雄雛に。眉、目、口は、ココアパウダーに水を少量混ぜて爪楊枝で描きます。眉は爪楊枝の頭で薄目のココア水を付けますと雰囲気が漂いますよ。雌雛には、もちろん紅をさしてくださいな!

2014年2月10日月曜日

ピロシキ

ソチオリンピックの開会式を見ていましたら、ロシアのピロシキを食べたい衝動にかられました。
揚げたては、ふわっとしているのにサクッとした触感がたまらなくおいしいのです。

生地は薄力粉と半々、ややリッチな配合にしています。フィーリングにはゆで卵と春雨が必ず加わります。私はこの揚げパンを作るたびに、ロシアの人々がジャムの入ったあたたかい紅茶と共に食卓を囲んでいる様子が目に浮かんでくるのです。

包子の要領で生地を丸く伸ばします。最後に麺棒で平らに伸ばしながらやや楕円形に。具を入れて周囲を折り返しながら縄目の文様をつくり閉じます。縄目は手首をひねりながら指で押さえて行きますときれいに仕上がるでしょう!具を少なめに入れるのがポイント。

知人から伺いましたが、ノアのレシピは庶民風で、ハイクラスではクレープで包みパン粉を付けて揚げるそう。その時のフィーリングは固めのホワイトソースで、やはり具にはゆで卵や春雨が加わっていました。

庶民風ピロシキは、衣無しですから油を吸いません。芋あんにアップルプレザーブ、ラムレーズンなどミックスしても美味しく頂けますよ!芋あんは甘過ぎず、酸味のあるフルーツとよく合います。
この「おやつピロシキ」も是非お試しください。



2014年2月3日月曜日

ハートクランベリー

最近、コンビニの「金の食パン」が話題になっています。私たちは「食パン」からのイメージとしてシンプルで粉の美味しさを追求してきました。食パンは食事パンの最たるものですから、パン自体にはバターの香りさえ不要。どんな副菜にも合うよう配慮してきました。

「金の食パン」は生クリームやバターの味で超リッチ。もちろんそれはそれで美味しいのですが、食パンと言う言葉に戸惑いを感じます。

2月14日に因んで 「ハートパン」 を焼いてみました。この日の為でしたら、混ぜ込みにはドライクランべりー以外思い浮かびません! 初恋を思い出してしまいそうな赤く、甘酸っぱい持ち味は、純白の小麦粉をも引き立てています。

生地にはトレハロースを加えました。トレハロースは白い粉、薬品か添加物かと思われてしまいがちですが、保湿成分を保持する自然食品です。(詳細はネットでお調べ下さいませ)
焼成日と、翌日に食べた時の味の相違に驚かれることでしょう!


2014年2月1日土曜日

ハートのデニッシュパン

2月に入りましたね。ここ別府では20℃近くまで気温上昇中。庭には水仙が咲き誇り、梅も間もなく満開です!雪や悪天候続きの北国に思いを馳せると複雑な気持ちに・・・。
いやいや、北国だけではありません。こちらでも黄砂やPM2.5が毎日飛び交っています!目はざらつき、美しい緑の山々は白い膜で覆われています!私たちに出来ることは何か?真剣に考えざるを得ません!

3才の孫からお正月に食べた「輪っかパン」が食べたいと言ってきました。はて、「輪っかパン」?
ああ あのプレッツェルの事・・・・。そこで今日はデニッシュ生地で遊んでしまいました。

パイバターは、クロワッサンの5分の1、かなり少なくしましたが、それなりに出来上がりました。「それなり」と言うのは、サクサク感が少ない事。でも、チョコもトッピングしますのでカロリーは控えめにしませんとネ。

バレンタインが近づいたので、ハート形にも挑戦してみました。仕上げの発酵を心持長めにとると形が上手くいきます。ねじる回数は左右対称に、最後の閉じはしっかりと。ハートの美しい形が焼成後の天板上で見られますように!

この時期には是非チョコがけしておしゃれを楽しみましょうね。