2014年4月30日水曜日

うぐいすたづなパン

たづなこんにゃくはご存知でしょうね。お若い方は「手綱」と言う言葉に縁遠いかもしれません。
馬の乗り手が握って操るひもです。

たづなこんにゃくでは若いころ苦労しました。おせち料理にきれいに揃った形を並べたい・・・のに、出来上がってみるとこんにゃくはあちこちひねてしまうのです。全部がきれいに出来上がるには?厚さ、幅、切り込みの長さとこんにゃくとのバランス。パンの試作と同様何度も繰り返した記憶があります。

その点パンは素直です。中央に隙間の無いよう形成して仕上げの発酵に移ればOKです。
うぐいすあんは豆の形が残っていますので、チョコシートのような完璧さはありませんがしっとりと美味しく頂けます。

クリーム、ジャム、チョコなど最近は多くのシート類が出回っていますね。お店を始めて5~6年経た頃、チョコシートを使って試作したのですが、薬品臭が酷くてそれがトラウマに。今日でも使用できません。焼き上がってしまうと匂いは消えるのですが。ノアのレシピはチョコシート手作りです。

2014年4月26日土曜日

焼き芋パン

時は春、お芋パンは季節がらちょっと外れますが、冷凍庫に芋餡がありましたので作ってみました。今回は330gの餡に対し10gのバターを加えて、丸めた餡の周囲にはシナモンシュガーをたっぶりまぶして生地で包み込む方法をとりました。

画像では、本物のお芋がいっぱい並んで見えるでしょ。紫芋ならもっと効果ありかも。人差し指で突ついてお芋風に見せるのも楽しい作業です!

底がはじけやすいのが難題のひとつ。イーストを少なくし、底面は生地を2重にします。更に空気を押し出すように全体を閉じます。両端を細く伸ばし、焼き上がるとちじんでしまうのを防ぎます。

サツマイモは根菜、特に腸には心地よく作用してくれますので時折作られてくださいね。

新しいレシピが完成するとわくわくするほど嬉しい。でも、数日経ってから考え改め、再度挑戦する事がよくあります。こんなことの繰り返しでも、私にとっては充実した日々、何と人生は楽しいのでしょう!


















2014年4月24日木曜日

オレンジミニパン(食パン風)

ミニパウンド(大)の型、ひと山54gの生地で作りました。可愛いでしょ!ちょっとしたお返しにも大好評。ブリオッシュ風の生地ですから日持ちもします。1個でも2個でも細めのリボンで結びますと高級品に変身です。

オレンジ風味はどなたからも好まれますが、入れ過ぎると、ケーキと異なり苦みが先行しやすいので、クランベリーの粗みじんも加えました。

強力粉のみですと、やや重い感じに出来上がりますので、最強力粉をミックス・・・・軽くて釜のびも上々です。リッチなパン生地は、バター投入のタイミングが大事。早めに入れると釜伸びが期待できません。                                        
 

                                焼きたての皮はサクッと、中はふわふわです!
味見用に一口だけ・・・と思いながら、ひと山食べてしまうのは「私だけではない」と信じたいけど~。

2014年4月16日水曜日

ちくわパン

教室で「ちくわパン」をお伝えしてから10数年経ちます。使用するちくわが鱧入りで、直径3.5㎝
の太めが美味しいのです。普通のものより割高ですから、私を含め皆さんやはり特売日をねらいます。細いちくわで試作しましたら、食べてガクッ・・・後悔しました。

ちくわとマヨネーズの相性が素晴らしい! 中心に入れるキューピーの酸味のあるマヨ、食べようとしますとストンと落ちてしまい困り果てました。

マヨの味にこだわり、底にチーズを挟んだり、散らしたりとひと手間掛けてきましたが、最近ノアのスタッフの方が教えてくれました。味の素の全卵マヨネーズがOKよ!と。早速作ったのがこの写真、美味しく頂きました。

大変そうで簡単です。一番の難関は空気を押し出しながらマヨを入れる。この辺かもしれません。
残念ながら冷凍は不向きです。

2014年4月15日火曜日

シナモンロール

ノアのシナモンロールのレシピは、シナモンシュガーにラムレーズンを散布して海苔巻き風に巻き、カット。断面を上向きにして焼き上げ、トッピングはアイシングで線描きします。

今日は、映画「かもめ食堂」のシナモンパンを参考にして試作してみました。この形成は、義母が作っていた中国の花巻(蒸しパン)と類似していますが、時々こんな風に変えてみるのもいいかな~と思います。画像では判りにくいのですが、両面に渦巻が出ます。

配合はかなりあちら風で、粉の2倍のバターが・・・・ちょっと恐ろしいくらい。半分以下にしています。良い面もあります。底に敷く紙ケース(又はアルミケース)が要りません。エコの時代ですから、ごみをより少なくしたいものですね。

残りの生地で、ジンジャーシュガーパン(写真ではレーズン無しのパン)を作りましたが、風味がいい感じに出ました。生姜のコンフィールを作る際に残ってしまい、煮魚で利用。紅茶に入れたりしていましたがメニューがもうひとつ増えました。