2014年10月31日金曜日

サイコロ ロールのパン

母の墓参故、宇都宮に数日滞在してきました。いつもの事ながら旅に出ますと、目も足もパン屋さんに向かってしまいます!形を見て、味を観ての繰り返しですが。

菅原孝標の女(むすめ)が、譲り受けた源氏物語読みたさに心勇んで自宅へ向かう場面が蘇ります。人の心って平安時代と何ら変わりないなあ~と今朝の自分を振り返り、長旅で疲れ切っているのに、昨日出会った「あのパン」を作ってみたい一心なのです。

「あのパン」のチョコシート。既成のものとは違いました。シナモンの香りが広がっていましたし・・・。

7.5㎝のキューブ型。蓋は少し掛かるくらいが良いようです。巻きの太さと仕上げの発酵具合が要チェック。

今回は手元にあるものを使ってのシートです。チョコシロップをベースにメープルシュガー、シナモンパウダー、ケーキ粉等など。

1個を5枚にスライス。
シナモンは、コーヒーとの組み合わせの方がよりマッチしそうな感じがしました・・・。








2014年10月18日土曜日

ひまわりパン

以前にサンフラワーパンを作りましたが、やはり「ひまわり」という言葉がわたしは好き。

下の子が1才の時、大手醤油メーカーさんのケチャップ料理に応募して「奥様料理大学アメリカ11日の旅」に運よく入選、夢のような日々でした!入選作は「我が家のひまわりコロッケ」。

パンでも作れそう・・かぼちゃの黄色が花びらカラーにはぴったり。でも、パンとひまわりとかぼちゃの食材イメージがどうもしっくりいきません。サフランも悪くありませんが、高価な上に黄色が薄い・・・・。

トマトかマンゴウ、オレンジ、にんじんーーー。ゆっくりとひとつづつやってみましょうか!

初回は超濃縮野菜ジュース。濃すぎましたね!
トッピングも問題です!
生地の味はそう悪くありませんでしたが・・・。

次回は全体に薄くまとめてみましょう。
失敗は成功の基ですね~。

コロッケでは上手くいったのに残念!






2014年10月15日水曜日

パン・ヴィェノワ

パンに付けられた名前などを調べてみるのも楽しい事です!
いつ、どこで、誰が・・・といった具合を思い出しながらパン作りをしていると、あたかも自分がその時代に存在したような錯覚にはまってしまうのですから不思議。

パン・ヴィェノワはフランスのパンですが、フランスにてウィーン風に作られたパンなのです。
今から175年ほど前に、オーストリアの大使館員がパリに転勤し、美味しいパンが無いのに驚き、粉を取り寄せ、白い上質なパンをパン屋に作らせたそう。
取り寄せ先が自国のオーストリアかと思いきや、ハンガリーから~というのがとてつもなく面白いですね!

当時はシンプルな食事パンでしたが、今では粉や配合を変え、自由気ままに作れるパンのひとつです。

2014年10月14日火曜日

キューブパン(プレーン)

サイコロ型の何とも可愛いケース、手作りパンに魅せられ始めた方には、是非とも欲しい一品ですね。Ⅰ斤や1.5斤の正角型もノアでは販売しておりますが、出足の方はイマイチ。こちらは7.5㎝のキューブです。

これからもいろんな生地を焼いてみたいと思いますが、今回はプレーンなものを。

卵を除いたロールパン生地を牛乳でこねました。S・カメリア240g、牛乳180gで4個取れます。

ケースが小さいので最強力粉は不具合でしょう。プレーンと言いましても、シンプル過ぎると
発酵の見極めに苦労します。

ケースに塗る油脂は、水分ゼロのショートニングが最適。バターですと焼き色が濃いめに出ます。離型油クリーンクックを少量スプレーするのが良いかもしれません。良く焼かれる方はペーパーに少量スプレーし、それをケースに塗るだけで十分ですから。

随分前の掲載ですが、「ほうれん草パウダーとかのこのサイコロ」、「ご飯パンのサイコロ」も合わせてご覧くださいませ。








2014年10月13日月曜日

スターリースパン

台風16号がやっと通過したようです。晴れ間が見えてきました!
我が家は川沿いなので、土石流の色をなした激流が轟音と共に下へと流れるその音に圧倒させます!橋げたには大きな岩がぶつかりゴツン、ガタンという音の響きが堪えます。

そんな中、パン作りに心馳せるのが不思議なくらい・・・。
だいぶ前にNHKの「ためしてガッテン」でチョコレートのクイックテンパリングを見てびっくり。
テンパリングは手間がかかり、少量ではなかなか思うように出来かねますのに。

テレビではドライヤーを使用していましたが、今回は湯煎で同様に溶かしてみました。
100gのクーベルチョコでしたが、艶もありなかなかです!

パン生地は、ブラックココア生地と2層にしてみましたが、抹茶かほうれん草パウダーに変えてみても良さそう。グリーン生地はクラムとしては色あせませんので。

透明な袋で被いリボンを通してお部屋に吊るしたり、お子様のパーティでは、ペンダントにもなりそうですね。しっとりした美味しいパンです!

2014年10月9日木曜日

ミニミニフランス(2)

20㎝足らずのミニパンですが、普通のバケッドなどに比べて美味しいなあ~と思います。
フランスパンは、クラスト(外皮)の部分が味と食感に大きな影響をもたらしますね!

ミニミニフランスはクラム(中の層)との割合を比較しますと、クラストがかなり多い事になります。小さいながらもひび割れが見られカリッとしています。外皮の美味しさをより堪能できる事になります!

オーバーナイトで一時醗酵。起床してすぐに室温に戻します。朝食後分割~。形成はバケッド同様、手早くしましょう。

粉を振ってクープを入れやすくしたいと思ったのですが、効果なしでかえって白っぽく焼き上がってしまいました。(左下4本)

300gで18本とれますのでお試し下さいね。
シンプルな配合ですからどんなおかずにも合ってくれます!

焼成事前にオーブン内にも霧吹し蒸気焼成をします。素早くパンにも霧吹きしてオーブンへ。

2014年10月2日木曜日

バジルクレセント(3)

彼女の11歳の誕生日に、このパンをプレゼントしたいと思って焼いてみました。
夏休みの1か月間我が家に滞在した時に、「クレセントが一番好き!」と言ってお弁当にまで持参したくらい。「デザートと勘違いしているのかな?」、「いやー、そんなこと無いなあ~」と・・・・独り微笑んだりしたのを思い出します。

バジルを加えたのは今回が初めてです。バジルベーグルが美味しかったので、こね始めてから急いで庭に出て摘み取り、刻み込んで入れたのです。

クレセントをフランスパン粉で数回試作しましたが、やはりスーパーキングの味は私の舌を裏切らず、譲れませんでした!

焼き上がって、ちょっと目を離したすきに夫がポキッと割って食べているではありませんか!
前面の3個は「こうして撮れば、中身が見えて効果的」と申していますので・・・・