2019年3月29日金曜日

ライ麦パンに魅せられて~

40代の頃、「いつの日かコルプ型でライ麦パンを焼いて見たいなあ~」と思っていました。
ライ麦パンに魅せられたのではなく、あの渦を巻いた円形と楕円形の型に!

強力粉に対し、ライ麦の割合を加減したり、フィーリングにも限りなく拘ってみたり・・・。

最近では、あこがれていたコルプ型ではなく、1.5斤の角食ケースで焼く事が多くなりました。
何故なら、スライスして頂く時の利用範囲に無駄がないと言うことでしょうか。


難を申せば、生地とケースの接点にやや密度の多い部分が出来てしまう事です。

コルプでは波が畝っていますからそれが出来にくい。

今日はインスタントコーヒーでいつものライ麦パンを試作。色の濃い方は、ブラックココア入りです。共に胡桃のみじん切りを混ぜ込んでいます。
コーヒー入りは、こねながらも香りが漂い、その点ココア生地とでは大差がありました。



ライ麦パンは冷めて翌日以降がその持ち味、良さが判るように思います。

翌日のコーヒー味の感想・・・味、香りとも強すぎてくるみの香ばしさやライ麦パンの持ち味が隠れてしまった。

ブラックココアは焙煎により普通のココアより香りが少ないので、色だけを考慮するならブラックココアで量を調整すると良いでしょう。

2019年3月17日日曜日

ライ麦パン(Ⅱ)

ライ麦パンのあの黒い色は?
ライ麦50%のものをミッシュ・ブロート、比率の高いものをローゲンミッシュ・ブロートと言う。

色付けにはコーヒー、ココア、カラメル等と資料には書かれてありました。
市販のカラメルソースはかなり色濃く、甘味が強くなりそうと思い・・・・今日は1kgの粉に大さじ1の
ブラックココアを加えての試作です。

ノアをオープンして間もなくの頃、ドイツでは人気のあるローストしたキャラウェイシードを混ぜ込んでいましたが、その香りや味が日本人の好みにどうかなあ~と思いつつ、取り止めていました。

黒ビールで捏ねても相性が良いようですが、手元にあるビールで代用。私だけかもしれませんが、こちらも採用には至らず。

もっちり感が良く出て美味しく頂きました。
次回はコーヒー味にしてみようかな?



2019年3月12日火曜日

ライ麦パンついて

ライ麦パンに取りつかれてから長い年月が過ぎました。
ライ麦を扱われているパン屋さんは、別府ではごくわずか・・・。寂しい思いです!
今日も1.5斤の山食を2本焼きました。カリッと焼いてバターをサッと塗り頂きます。

9000年もの昔、農耕文化の黎明期に雑草として寒冷地に広がったとのことです。
弾力性に欠けているので強力粉を混ぜて補強したりして、今やドイツでは400種類を超えるライ麦パンがあるそう。


ノアのオープン時にはライサワー種が入手出来ましたが、閉店後は酸味のやや少ないパンになり、それなりの味わいを楽しんでいます。

ライ麦パンは過発酵が禁物。発酵させ過ぎますと、粘りの無いボソボソとした食感になってしまいます。

これがライ麦パンと勘違いしている方も多数おりますのでご注意下さいませ。弾力が無くても粘りはライ麦の命ですから。

2019年3月10日日曜日

パン4種

今日は、形などを変えながら4種類のパンを作りました。

スリムチョコパンは、中央にチョコチップを入れたものと、板チョコを割って同様に包んだもの。
ごま入り玄米パンは、1斤三つ山とクリームチーズを生地で包みやや細長い形にしたもの。 


 チョコパンは区別がつきませんのでカボチャの種とひまわりの種で表示しました。

クリームチーズ入りの玄米パンは、仕上げ発酵時間が足りず側面に亀裂が・・・・。

このようにあれもこれもと一定時間内に仕上げようものなら、いつもこんな風に失敗作が出来てしまう・・・年のせいにしましょう?

次回は丸めてアンパン風に、と楽な方を選んでしまいます。
努力不足ですね~。



2019年3月3日日曜日

雛パン

久しぶりに雛パンを・・・と思いつつ時が過ぎ去ってしまいました!
お子様がいらっしゃる方にはぜひ作ってほしいなあ~。

画像は数年前のものですが、心に笑みを浮かべながら作った作品です。


一次発酵後40gにカットし丸め、直径7㎝くらいの円に伸ばす。1㎝内側を円でくり抜く。

ゆで卵を縦半分にカットし、黄みを取り出し、ハム、チーズ、マヨ、塩コショウなど混ぜ合わせて黄身の位置に戻す。

円形の中央に置き、顔の周囲のパン生地は、残りの生地を利用し、適当に伸ばし雛パン風に。



焼成後、ココア、食紅で顔を描きます。思いの外簡単ですからお試し下さいませ。