バタートップ（わかめ入り）

バタートップは、人気レシピの上位を明け渡す事がありません。この大きなパンが作りやすいからでしょうか？　トッピングのバターが側面に流れ落ち、それが美味しそうな焦げ色を演出してくれ、比較的温度の低い電気オーブンでもしっかり焼けるからでしょうか？　又、バターやミルク風味が若い人に受ける要因のようでもあります。

生地に投入する油脂は、バターとショートニングが半々。ショートニングは側面をしっかり支え、柔らかめの生地に於いても腰折れが少なく、形を整えてくれます。

大型で巻き込むパンは、コールドスタートが無難。オーブンにパンを入れた時点でスイッチオン。低温でスタートするこの方法は、パンの中心までゆっくり膨らまし、高温に切り替えてシャッと焼き上げます。それ故仕上げの発酵も時短で済みますね。（電気オーブンの場合は不向きの機種もあります）


今回はカットわかめ・・・と言いましても、薄めの乾燥わかめでちじれたものが最適です。冷めると味も香りも落ち着きます。以前、わかめパンに挑戦した折に、塩分の調整で大変苦労したことがありましたが、これは、そのまま水分に加えて混ぜ込むだけ、簡単この上ありません！

肉まん（包子）

ノアのパン教室では、毎年１月に包子をメニューに入れます。湯気の立ちのぼった蒸籠から包子をトングで取り出す作業・・・この時期に欠かせなくなりました。

美味しく作るには多くの難関があります。強力粉のみで作りますと引きが強すぎ、蒸し上がり後、飴色の部分が多く冷めると固くなります。薄力粉だけでは、ふわふわ過ぎて粉の味が無きに等しい。
これらをこね時間で調節します。

包み方は一度しっかりと覚えてしまいましょう！左手親指で肉餡を押さえながら包み易いように生地を内側から寄せ、右手でそれを外側からつまみあげて閉じます。最後には中央に右手親指の跡が残ります。上海を旅した折、この包み方が正解だとホッとしました。

豚ひき肉に調味料を合わせドーナツ状にします。中央にニラなどを置き、肉で覆います。しばらくそのまま寝かます。にらの味、香りを熟成させる為に・・・・。

皮の伸ばし方は前回の青りんごパンで紹介しましたね。麺棒は餃子用の細いものをお使い下さい。包子に関して不可解な点がありましたら、どうぞ大分店まで。包子の教室もあります。

青りんごパン

りんごの美味しい季節ですね！
青りんごに見えますように・・・と祈りながら作ってみましたがいかがでしょうか？フィーリングは、リンゴのプレザーブとラムレーズンほんの少しシナモンＰが入っても良いでしょう。生地には抹茶またはホウレンソウＰを混ぜ込みます。

ベンチタイム終了後、包子の要領で周囲を薄く、中央を厚めに伸ばします。このようにしませんと生地のバランスが悪い・・・つまり、フィーリングの上と下の生地の厚さが異なってしまいます。薄く伸ばした部分を摘み上げて閉じ、底にします。

イングリッシュマフィン型にアルミホイルケースを入れ、仕上げの発酵へ。その際、丸箸の太い方で中央に穴を開けます。やや横に倒すようにすると小枝の感じが良く出ます！再度焼成前に繰り返します。

小枝はポッキーでも可。でも、ついでに作ってしまいましょう！こね上がった生地から少量取り分けて、粉を加え固めの生地を作り、ひもを・・・。簡単です。

長時間小枝を差し込んで置きますと、水分を吸って折れやすくなります。ご注意下さいね。

エッピ

Xmasシーズン〜お正月にかけて多忙、多忙・・・パン作りの時間的な余裕が皆無でした！
昨日から仕事始め、リズムに乗った生活に戻れそうです。年末から滞在し、横浜に帰った行った3歳の孫に送るつもりで、小さなベーコンエッピを焼いてみました。焼きあがったところに夫の友達が見えてあっという間に８本消耗。残りの３本です！

数日前、パン屋さんで黒ゴマ生地のエッピを購入してみました。フランスパン生地が３０ｇほど、はさみは4回入れてありとにかく小さくて可愛かったのでつい手が出たのです。160円はちょっと高めですが、小麦粉も値上がりしているから仕方ありませんねえ。

食べてみました。焼きたては歯ごたえもあってビールには合いそうです。ただゴマは不要。ベーコンの燻製味を消してしまっていました。ノアのパン教室では大人用には好みで粗びき黒コショウを使い、一般向けにはベーコンのみを巻き込んでいます。粉チーズなども悪くありませんが、このパンは粉とベーコンだけで勝負したいなあ〜


そこで、粉３００ｇスキムミルクを少し加えたシンプル生地で１１本（１個約５０ｇ）、３歳の子供でもパクッと食べられます。コンコンブルの袋に３本づつ入るのも好都合。

エッピには、スーパーカメリア粉が一番。日本人なら、多くの人がそう思うでしょう。
霧吹きしてからオーブンへ。薄目のベーコンを使用しますと、麦の穂らしく形が整いますよ！