2016年5月30日月曜日

2色のロール

紫芋パウダーを使ってみました。カット面が渦を巻き、しかも目の細かいスクリューが美しく出ました!手の込んだパンのようですが、実は簡単です。

 時短のため、白生地こねの途中で半量取り出し紫芋ペーストを混ぜ込み、黒ごまを加えて手ごねします。

一次発酵後それぞれ簡単に丸め、ベンチタイムを。 大きめの円を作り、重ねて伸ばし8等分。

ロールパン風に、伸ばし巻きとり仕上げ発酵へ。

焼成すれば出来上がりですから・・・折りたたみは不要で楽々~~。



紫芋パウダーは、強力粉へ最初から混ぜますと上手くいくのですが、途中からペースト状を混ぜますと斑になりがち。

又、こね過ぎにも注意しねばなりません。
そこで黒ごまを加えてちょっと「ごまかし」たのがこの作品であります?

味も決して悪くありません!

2016年5月28日土曜日

ほぼ人参パン(2)

このパンを数回試作してみました。
思い通りのパンを作り上げるという事は、並大抵な事ではありませんね~。

一時放り投げてしまったのですが・・・・・。
そこそこで妥協すれば良いのですけれど、自分自身に嘘をつきたくありませんし、かと言って、あまり手数のかかる工程では、作り手もいやになってしまいますよねえ~。


ブロッコリーは茎の部分を長めにカットします。それを差し込む部分は芯取ナイフで。

左右を外しナイフでサンド用にスライス。スライス部分は、見た目判らないよう上手にね!

蜂蜜は程よく人参と合いますので挟んでみました。少しもの足りません。
翌日、市販のものより味の濃い戴き物の蜂蜜をサンドしてみたら・・・美味!

蜂蜜の味はもとより、パンも締まって美味しく感じました。
人参パンは、焼き立てや熱が残っている内は召し上がりませんように。

このパンには固形物無しのオレンジ系ジャムも合います。
インパクトの強いものは人参の風味をそこなってしまうーーー。

仕込み水量と短めの発酵を押さえながら、もう少し試作を繰り返してみましょう。






2016年5月21日土曜日

Mixフルーツバンズ

クリームチーズとドライフルーツの入ったパン。
カットしてチーズを中央に納め閉じる。ベンチタイム無し。
はさみでクープを入れて焼成。簡単過ぎます!

 それなのに美味しい。久しぶりのヒットレシピ。

Mixフルーツは多過ぎず、少なからず、粉250gに対して80gがベストであります。

爽やかなチーズは少量ですが、甘味を押さえてくれています。

ブラウンシュガーが良く合い、卵黄のみ1個も
このパンには欠かせません。

こうしたパンを是非是非、作られて手作りの楽しみを広めてほしいな~と思います。





                                         
 

クープは早目に入れますと優しい感じに仕上がり、焼成寸前ではやや尖った鋭い雰囲気になりましょう、お好みでどうぞ・・・。

2016年5月16日月曜日

かのこ豆のバタートップ

久しぶりに2本のバタートップ(600gの粉)を仕込みました。
1本はかのこ豆を巻き込み、他は「ちぎりパン」更に残った生地は、パン・ケーキ型に4個のみを。

かのこを加えますので砂糖を控え、例の老麺生地を50g混ぜ込んでの試作です。

そうそう、少し重めのバタートップにしてみようと最強力粉と強力粉を半々に。(かのこ豆の周囲に空洞が出来にくいようにとの思いからです)。

 

                                                                                         又、生地は2段にし、それぞれにかのこを散らし重ねて巻き込んでみました。
中心に、かのこ豆とクリームチーズを包み込みグラスカットを施し・・・。
緑の畑に草が生え、伸びていくようなグラスカットです。





余り生地40g×4個にはバターを少量トッピングして焼成。艶が出ました!

2016年5月14日土曜日

2種のちぎりパン

ほうれん草のもちもちパン生地で「ちぎりパン」を作ってみました。
ポン・デ・ケージョの粉を含むこの生地は、しっとりと味わい深いパンに仕上がります。

人参のグラッセを多めに作りましたので、粗みじんに切って混ぜ込んでの試作です。

 半量に本来のほうれん草等を、残り半量に人参グラッセを混ぜ込み、いっ時に2種類のパンを作り、頂く事が可能になります。

ホウレンソウの方にはベーコンも入りますからやや塩味が。人参グラッセ入りには微かな甘味が漂います。これを交互に並べて・・・。
仕上げの発酵は極短めに!

軽食向きの良い組み合わせになりますが、思いの他、食べ過ぎてしまいますのでお気をつけ下さいね~。

2016年5月10日火曜日

ほぼ人参パン

ここ近年、人参はフルーツ味を醸し、野菜の甘味を存分に広げもうこれ以上は無理・・・と言うところまできています。

学校給食では、人参臭とそれらしい味が子供達に嫌われ、その時代が長く続きました。
品種改良研究者のたゆまぬ努力が実を結んだのでしょう!

先日スーパーで、「ほぼほたて」と言う「かにかま」風のものを目にし、そのネーミングのユニークさに驚かされました!

 5,6月は人参の一番美味しい時期で、食パン、パウンド、パンケーキ、リング型とあらゆるものを使いこなしてきましたが・・・。

今年のパンは、「ほぼ人参」にしようと「ほぼほたて」以来、パンより先行して名前が決まっていたのです。

そこで初めて作ったのがこのパン。

見た目は合格ですが、課題がいっぱい
で-す!

2016年5月6日金曜日

バターソフトフランス

体調が悪くて・・・でも何かしていなくては落ち着きません。
いつもながらのソフトフランスなら焼けそうです。

ノアをオープンした当初、1日30個限定(1個¥60)で販売しておりました。
このリーンなパン(ソフトフランス)は、教室でも中級のメニューで多くの方々が学び、長い間人気ナンバーワンを維持した来たものです。

老麺生地25gを混ぜ込み、有塩バターをトッピングして、いつものソフトフランスとは、ちょっと異なる風に仕上げてみました。

天板を熱くしてから焼成する時には、フランスパン用の厚紙(しっかりした菓子折りの底の部分)等を利用します。

仕上げ発酵後、シートごと厚紙に掬い取り、熱い天板に移動させると上手くいきます。

毎日食事パンとして頂く時にはバターソフトより飽きの来ないソフトフランスがお勧めです.





左画像は昔ながらのソフトフランス。