2014年11月22日土曜日

スターリースパン(2)

このお星さまのパンは、4~5年前に豊後高田の講師の方がノアの会で披露して下さいました。
どなたが見ても、大きい星型でパン生地をくり抜いたか、小さな三角形を繋ぎ合わせたかと思われるでしょう?そうではないのです!

一つの丸型から星が生まれました。
夜空に輝くお星さまを想像しつつ、あの星はどのようにしてこの世に生まれたのかしら・・・・なんて思い巡らせるのもいいですね。時の流れが速すぎて、そうした時間が持てない現代社会の有り様に一抹の寂しさを感じつつ・・・・。このパンも同様かもしれませんね!

アイシングは白とココアで。時間が経過した場合、レモン汁の量が多過ぎると外れ易く、少ないと泣いてしまいますので要注意。  画像下はコーティングチョコ(ハイミルク)を使用しました。又、中間の生地層はほうれん草パウダーで。         

 

 
 
 




2014年11月10日月曜日

あんフランス

宇都宮のパン屋さんで見かけたこのスティック状のパン。35㎝ほどの長さに魅了されてしまいました!画像は23㎝止まりですがそれなりに出来ました。

フランスパン用粉にライ麦を3割加えた生地は扱いやすくて、しかも切れることなく均一に伸びてくれます。

 
ライ麦の配合については適当に・・・という訳にはいきません。ライ麦に関しての知識が少しは必要でしょう。
小麦粉にはタンパク質の一部にグルテニンやグリジアンを含有していますが、ライ麦はネバネバしたグリジアンのみで、グルテニン(弾力性)はありません。それ故発酵させると膨らみますが、冷めると重く、固くなります。

ネバネバを利用しますと、薄く、均一に伸ばし巻き、閉じやすくなります。プラス思考で、思い通りに出来上がった時の喜びを想像しながら作ると楽しいですよ!

あんは出来る限り固めを使用。棒状に形成出来ませんし、焼成後浮き上がってしまいますので。




2014年11月4日火曜日

シュトーレン

ドイツのクリスマスには欠かせない「シュトーレン」。その形はイエスキリストのおくるみ、枕など諸説があります。
生徒さん方は、小さめに作られて毎年あちこちに配られているようです!そうしている内に注文が・・・「美味しい証拠だから嬉しい」と笑顔たっぷりに話してくれました。

ノアのシュトーレンは、「これは!」というものが出来ず、開業以来毎年のように試行錯誤を繰り返すこと10年余り。やっと「ビヤードさんのパンの本」を翻訳されていた根田春子さんのレシピに出会いアレンジさせていただき今日に至った次第です。


市販させているものや海外のものは、沢山のパウダーシュガーが降りかかっておりますが、長期保存には良いでしょう。

又、保湿成分のあるトレハロース(自然食品の範疇)もお勧めです。画像はハイグルコースを適量使用。薄くスライスして頂きます。

2014年11月1日土曜日

5本編みのリース

11月に入りましたね。来月はもうクリスマス。
クリスマス用リースは少し早いかもしれませんが、自宅教室は月1回のレッスンなので、季節を先取りします。

レシピはフランスパン粉使用とありますが、スーパーカメリアで試作。手元にある粉ですぐ作られる事も手作りパンでは好都合。

5本編みは「とてもとても~」と皆さんおっしゃいますが大丈夫。2番目のひもを5番目に移動して、3番目のひもを1番目に移動して・・・・と、こんな風に順番を追っていきますとどなたにも出来るのです。 編み込んだものを、そのままに近い形でありたいので 仕上げの発酵を省略しました。
                         
                            
ライ麦、ライサワーを20%配合。しっかりと焼き上げています。
リボンを通す穴は、焼成後すぐに空ける事。

5本編みは立体感のあるリースになりますが、小学生は3つ編みでも良いでしょう。小さくて可愛いのが出来ますから、子供会などで楽しみながら作られてみて!
ライ麦パンですからジャムを付けて試食されてもおいしいですよ!




クリスマスグッズを飾ってお楽しみください。
早目に作られてプレゼントにも喜ばれます!