2014年6月30日月曜日

ゼンメルパン

黒けしを戴いたので、久しぶりにゼンメルパンを焼きました。
いつも白けしを使用していましたから穏やかな印象でしたが・・・・。黒は中央の白い線が鮮やかでインパクトが充分過ぎるくらい。ミックスすると丁度良い感じかな?

左奥は黒ゴマ、白ごまで試作したものです。友人からオーストラリアのパン屋さんではごまが主流と伺いました。

このパンは王冠を上から見た形。けしの実やゴマは宝石をイメージしたもの・・・考案された方を褒めたたえたくなってしまいます!素晴らしいですね~。

模様をくっきり出すには、仕上げ発酵の途中で型に打ち粉を付け、真上から押します。パンは綿布の上に置きますと、かなりの力で押さえても切れてしまう事はありません。底に模様がはっきり付くことがポイント。

卵白を塗り、返して上から押さえてけしを付けます。仕上げの発酵と共に白い線が徐々に広くなっていくのが判ります。

ケシの油は特に酸化しやすいので、保存は冷凍庫で。
若かりし頃、ゼンメル型が入手困難でフォークのカーブを利用して形取っていました!

2014年6月20日金曜日

うぐいすたづなパン(2)

4月末に作りました「うぐいすたづなパン」の再試作です。
季節によって仕込み水も違いますし、デニッシュ系のパンは特に大きく伸ばす時、打ち粉の使用量にも大差がつきます。1枚のレシピを完成させるには好きでなければ出来ない仕事だなあ~とつくづく思う時が・・・・。

強力粉と薄力粉の対比、トレハロースの有無、イーストの種類、バターの量、寝かせる時間などなど試作にはキリがありません・・・・。

左は、最後に伸ばした生地の両端を切り落とし、その部分を使って3点を作りました。

閉じの乱れや、不揃いの部分にスライスアーモンドをトッピング。これ又香ばしくておいしいのです。

うぐいすあんはラップに伸ばし、少し冷やして使用。生地への移動がスムーズにいきますよ!

それにしましても、年季の入ったこのクッキングシート、30数年経過です。物は大事に使いましょうね!

2014年6月14日土曜日

くるみのプチフランス

たくさんのくるみと少量のドライフルーツ入り「プチフランス」です。焼きたてが美味しそうと思われますが、どちらかと言えば冷めてからトースターでクラムをカリッと焼いてお召し上がり下さい!

焼きたてが食べたいな・・・と思う時にはバターを少量トッピングしましょう。風味と共においしく頂けます。

フィーリングがあれこれ(ドライフルーツなど)入っているフランスパンは、熱い内は塩味が上手く舌に伝わりにくく、冷めてからの方が味わい深い感じになります。

ドライイーストはフランスパンの為に開発されたそうですから、粉の中に投入します。今回はモルト不使用、砂糖もイーストも少量使用。丸めは極々締めて丸め閉じ、出来ればフルーツ類を包み込んでしまう・・・・・初級クラスは頑張って下さいね。

ちなみにフランスパン粉200gに対し、くるみ70g、ラムレーズン、ドライクランベリーは各40g、パインダイス20g入りです。

仕上げ発酵時は蒸気不使用で作りました。

2014年6月12日木曜日

サブマリンサンドと・・・

サブマリンサンドとキャロットブレッドのトーストを作りました。人参の濃い黄身色に圧倒されそうな雰囲気です!サクッサクッとした食感にも応えてくれて何枚でも食べられてしまいそう!恐ろしいくらいです。

マリンサンドは、栄養のバランスも申し分ありません。
脇に添えましたキンカンは、我が家で収穫したもの。毎年5月まで放置して(小鳥がついばみにやって来ますが)、一度に収穫します。甘さが濃密でこれを冷凍し、解凍して食後に2~3個頂きます。キンカンが食べ終わってしまう頃、甘柿、渋柿が空高くたわわに実り・・・別府は温泉と共に地上の楽園のよう・・・・。

2014年6月9日月曜日

サブマリン(2)

サンドウィッチ用にサブマリンを焼きました。手作りのコンビーフやウインナーが偶数月の宅配便で届ましたので。

30数年前に、手作りのコンビーフ(豚肉を圧力鍋で煮、塩漬し・・・)を作っては、缶詰との程遠い美味しさを実感していました。ライ麦パンにはザワークラウトと共にぴったりの相性です。

少し早いのですが、小学生の孫が夏休み1か月滞在予定なので彼女向きにサブマリンでの予習です。気に入ってくれたら嬉しい~けど。6年生だから「ライ麦パンの方が好き」なんて言うかも?

縞模様をはっきりさせようと少量の粉を振ってからクープを入れました。
クラムもしっとり細やかに出来上がりです。
サンド用には翌日が美味。トースト用には半日置いてからがいいですねーー。




                                               

2014年6月5日木曜日

ランチパンと・・・

ピザやさんの縁取りを真似てランチパンを作ってみました。左は丸型で抜き、外側のひもを2重にしてケースを作った従来のレシピです。右は2つ編みにして周囲に施しました。

少し時間があって心にも余裕があって、そんな時はいつもと違った事をしてみたくなりますよね?
エッピ風の縁取りも華やかでしたから次回の楽しみとしましょう。


ランチパン生地で、うぐいす花パンも同時進行で試作。見るからにかわいいでしょ!
でもでも、形成に苦労しました。もう少し楽な方法を考えねば・・・・。レシピの完成には時間がかかりそうです・・・。

2014年6月3日火曜日

キャロットブレッド

6月は人参の一番おいしい季節です。
あるイタリアンレストランで、パンだけがバイキングスタイルという店がありました。春には淡いグリーン生地で、秋にはオレンジ色の生地で・・・・。フォカッチャもロールパンも、丸パンもプチフランスパンもすべてが一色に統一されていたのです。新緑と紅葉を使い分けているなんておしゃれだなあ~と。

人参は紅葉カラーでもありますが、5,6月に是非作ってほしい旬の野菜パンです。
人参をすりおろし、内3割ほどはレンジにかけて微塵に切ります。かなりの量を生地に混ぜ込みますが、水分は人参から徐々に出てきますので仕込み水には注意して下さいね。