2013年10月26日土曜日

スミット


随分前の話ですが、トルコのごまのリングパンに出会い、帰宅して早々に焼いてみました。その頃はスーパーで「洗いごま」が販売されていましたが、今では「炒りごま」ばかりで、田舎の道の駅で時折見かけるくらい。いざ、スミットを焼こうと思い立ってもなかなか入手できません。

炒りごまでは不可能と思いつつ作ってみましたが・・・・。洗いごまはローストしていませんので平たくパン生地にピタッと張り付きますが、炒りごまは丸々で生地との接点がごく僅かです。その為ポロポロ外れてしまいます。

このリング型は2つ編みして閉じるのではありません。「ねじりを入れながら編む」のです。それできれいな円になるのです。見ただけでは解りにくいかもしれませんね!昔の人が縄を綯うと言ったあの方法です。

トルコでは自転車の後部にリヤカーを付けてスミットを販売というのが一般的です。リーンなパン生地と思って食べましたら思ったより甘く、香ばしくどこへ行っても黒ではなく白ごまで、大きさや中央の円も大小なく揃っていて。

でも、現地の購入者は手で返しながら選んでいます。よく見るとしっかり焼き色が付いているのを求めているのでした!リングの形は永遠に終わりのない幸せを意味するそうです。



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