2013年6月10日月曜日

塩味について


パンを作る方は、塩味に充分配慮してほしいと思います。
レシピを見ますと、塩…~gと表示してある本がほとんどです。

昔ながらの塩(塩化ナトリウム99%以上のもの)なのか、赤穂の塩なのか伯方の焼き塩なのか・・・書かれてありません。

10年ほど前から異常に自然塩が売り場を賑わしてきました。それはそれで良いのですが、パン生地に入れる塩は少量で、その力は偉大ですから、はっきりと表示してほしいものです。

各自然塩は2~3割増しで使用しなければ人間の舌に感じる塩は物足りなくなります。つまりパンの美味しさが引き出せません。

ノアのパン教室では伯方の焼き塩を使用しておりますが、各家庭で使用の塩を置き換えて、作る人が塩の量を決めるよう伝えております。

それには舌を鍛えておかねばなりませんね!
味覚は生まれたばかりの赤ちゃんから、年を重ねるに従い衰えると言われていますが、鍛える事は可能です。

常に脳で塩味チェック、特にパンは微妙ですから心して習慣をつけましょう。焼きたての熱いうちはうすく、冷めるとしっかり塩を感じます。

パンの種類によっては塩味を感じさせないくらいがおいしく感じたり、又、逆であったり・・・作る人の味覚が大きな役目を果たします。

前回のオリーブフォカッチャも、クレイジーソルトを振り掛けるから生地にはいつもの半分の塩で・・・何ていうことのなきように。塩はグルテン膜を強める以外にも大きな役目がありますので。

オリーブの好きでない方は、左記のようなシンプルなフォカッチャを。こちらは冷凍可です。






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