2015年3月24日火曜日

さくらパン(3)

日本列島、桜の話題でいっぱいですね。
今日も知人に送るため、「桜パン」を焼きました。

私には時として、変なこだわりが脳裏を離れない事があります。桜の花の象徴でもある「花びらの切れ込み」を何とかパンで表現してみたい・・・と寝ても覚めても頭はそれで満杯。
中央のおしべ、めしべなどどうでも良くて。

パンですから、極端に薄く伸ばすわけにもいきません。それなりにふっくらしていて、美味しくて、生地を傷めずにと。

福岡のさげもんがテレビに放映されていた時のことです。さくらが折り紙で折られて吊る下がっているではありませんか! こだわりの花びらの切れ込みが見事に折られています。しかも裏側に!

詩人の杉山平一氏の「桜」の一節に、花びらの小さな切れ込み「神様はしづかにお切りになる・・・」と。

今日の読売、編集手帳に掲載されていたこの文を読み、独り喜びを胸に秘めました!

焼成前、はさみで切れ込みを入れる時には、神様になられた気持ちでしづかにお切りになって下さいませ…。

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